パリ・北海道AC展示レポート

2013年6月7、8日、パリのGalerie choiseul(ギャラリーショワゼル)にて「北海道アーティスト展 第一弾」が開催されました。参加したのは弊社AT-PLANの北海道会員アーティストも2名。

旭川在住イラストレーターの「小川健一」さんと札幌在住ぬりぬりほりほりアーティスト「鼓代弥生」さんです。

2 名は共に北海道から欧州進出を狙う注目の若手アーティスト。今回、小川健一氏はローマ、スイスと欧州スケッチツアーを行ってからのギャラリー参加。旅行中に描いたスケッチにフランス人たちも目を輝かせます。同時に在仏日系企業の「パリミキ」さんや「ミキハウス」さん「Yumi katsura」さんともともアートコラボし、好評を得ました。

【小川健一氏欧州スケッチツアー詳細はこちら】

一方、鼓代弥生は木版に色と線で不思議な彩色をする「ぬりぬりほりほり」アートの製作者。ワークショップやライブイベントを手掛けています。今回は作品のみとはいえ、パリに初展示なのでこの不思議な作風、般若心経シリーズがフランス人の感性にも好評でした。不思議な色合いの漢字作品はやはり個性を発揮していましたね。

【場所】 Galerie choiseul/7 Passage Choiseul, 75002 Paris, フランス

下記に現場レポートを記載します。

ギャラリーショワゼルの「北海道アーティスト展」初日です。天候も良くパッサージュ内の人通りも多いせいか、フランス系、アフリカ系、アジア系、アメリカ系などさまざまな人々がギャラリーを訪問してくれました。日本文化やアートはパリでも興味のある方が多いのか、日本に関する質問も数多く受けます。しかも結構日本や北海道のことに詳しい方も多いんですよね。ローマ、スイス等の各地をスケッチ紀行してきた小川画伯のスケッチにフランス人たちも感動している姿がとても印象的でした。

また、鼓代弥生さんの木版ペイントアートも柔らかく鮮やかな色合いがとても好評。手にとって見るフランス人の学生やご夫婦のかたも多くいました。

言葉を超えたアート交流は今後も日本文化の発信として、また北海道のPRとして大きな成果を挙げるものと思います。今後の北海道アーティストの国際的な活躍に期待していきたいと思います。

ギャラリーショワゼルの「北海道アーティスト展2日目です。小川さん、鼓代さんの作品を一目見ようとパッサージュ内にさまざまな方が訪問します。人通りも多いせいか、さまざまな人々がギャラリーを訪問してくれました。アールデコ国立大学のPhillippe教授や映画監督たちも小川氏のスケッチ作品に興味を示し、楽しい交流ができました。ほかにもフランス人カップルやマダムが訪れ、小川スケッチを通じて日本文化の香りを楽しもうと、有意義な時間をすごしました。小川さんの画集「MATO」や鼓代さんのポストカードもも好評でなかなか売れましたね。

旭川の映像作家、山崎一氏の映像作品もありました。この日のために小川氏のプロモーション映像を作成してくれました。北海道の豊かな自然と小川氏の活躍が見事に表現されていました。

ギャラリー内の機材設置にはフランスの日系IT会社「SUCRECUBE Technologies社」様の多大なるご協力をいただきました。同社はNTT,KDDIに次ぐ、日系IT会社で在仏日本商工会の仕事等もしています。このような日系企業がフランスで頑張っているのことは同じ日本人として誇らしいことですね。どうもありがとうございました。

ギャラリーのオープンパーティ、ベルニサージュにも40名前後の参加者が来館し大盛況でした。

在仏北海道県人会「ポプラ会」や北海道新聞旭川支社の方からも多大なる支援を頂き、関係者一同、非常に感謝しております。国内でやってきた自分の活動を海外展開させようという北海道アーティストたちの心意気に触れることはコーディネーターとしてもやりがいがありますね。今後も北海道の国際化に貢献したいと思います。