【フランス人(フランスにいる人)の平均年収】 2009年~2010年調べ
※各種資料から引用した概算です。 あくまで参考資料ということでご了承ください。
平均年収 30000Euro(Brut) 、平均年収 24400Euro(Net)
平均月額 約2000Euro(Net) 、INSEE等/2002-2004
※Brut(税込金額)から社会保険など各種税金が引かれた手取額がNetです。
※ 1Euro=150Euroにて計算した場合、 2000Euroは約30万円です。
※所得格差が大きく極端なピラミッド構造のために、平均値よりも実際に所得の人数が多い部分は、1700Euro(Net)-1900Euro(Net)付近と思われます。
●別資料を基にした各国の年収、就労時間、時給換算(円計算)
ドイツ 平均年収360万円 年間就労時間1400時間 2570円/時間
フランス 平均年収355万円 年間就労時間1350時間 2720円/時間
イギリス 平均年収415万円 年間就労時間1750時間 2370円/時間
アメリカ 平均年収495万円 年間就労時間2300時間 2150円/時間
オーストラリア 平均年収320万円 年間勤務時間1850時間 1720円/時間
日本 平均年収435万円 年間勤務時間2700時間 1610円/時間
※フランスは年収は低いのですが、労働時間が少ないので時給換算した場合高給になります。
※日本は労働時間の拘束は多いのですが、社会全体に24時間サービスが行き届いていて、生活が便利だと思います。
●その他
・フランスでは国立大学費用は年間数万円程度。
(日本の国立大学までの総合育児費用は約1千万円/1人)
・25歳から49歳の女性の就業率は90%、共働き率は80%。
・育児休暇は最長3年まで可能。
・失業手当は2年間。
・年の有給は5週間(一例)、ただし有給消化率は極めて高い。
【コメント】
日本においては育児・教育にかかる費用が高く、年金も当てにならないため老後の自己貯蓄も
必要と。また労働時間拘束も多いと思われます。ただし、24時間サービス、生活への便利さを享受できるというメリットもあります。
一方フランスは育児・教育にかかる費用が圧倒的に安く、時間的な負担も多くありません。
また年金受給額が多いため、日本ほど老後の心配が少ないなどが特徴です。
結果、ワークライフバランスが維持しやすく、出生率も増加。
また、バカンス割引、各種手当など、お金をかけずに人生を楽しむ仕組みが多いと思われます。
※写真はオペラガルニエ付近のカフェ。夕方になるとビジネスパーソンでにぎわいます。
18時くらいから自由に気ままにプライベートタイムを楽しみます。