【駐在員ビザ】
サルコジー法によって駐在員ビザのシステムが変わりました。
今までは駐在員ビザは1年更新であり、長期滞在の方の場合は
それを3-4年更新し続け、次に10年カードに申請・書き換えるというやり方が
一般的でした。この申請も3年でできる人もいれば5年かかる人もいたりと、
ケースバイケースだったので、多数の駐在員の方は毎年、苦労しながら
ビザ更新を余儀なくされていたのです。
ところが今度の新駐在員ビザは3年有効になりました。
これによって毎年の書き換えという手間が省略されたのです。
会社によって異なりますが、3年くらいのビザであれば短期駐在には
充分な年数といえましょう。
これで毎年、一日以上の日数を移民局に費やす必要はなくなります。
これはサルコジー法の理念の1つ「不法な移民には厳しい対応を
行うが、海外からの有能な人材は積極的に協力する」という姿勢
に合致しています。
ところがこの3年の新ビザには一般に知られていない裏ルールがあります。
それはこの3年もの駐在員ビザから10年カードへの申請・書き換えが
できないということです。そのため、3年以上の長期駐在が考えられる
方(企業)は別の方法を考える必要があるのです。
他の規則もそうですが、大体新しい便利なルールができると、
同時にデメリットともいえる裏ルールがありますね。
(2008年11月現在)