【フランスでの会社設立】 2009年記載
統計では会社設立手続きに要する期間は、フランスが世界的に
もっとも簡素化されているようです。
その理由は全ての手続きがCFE(企業手続きセンター)にて一本化され、
かつオンラインでも申し込み可能であるからです。
※実際にはいろいろな意見もありますが。
■一般的な手順
①ビジネスプランを決め、規制がかかる業種かどうかを確認。
ADIE,ACCREなど起業援助がないかも調べる。
②自分の会社の形態を決める。(EURL,SARL,SASなど)
③定款と詳細規則、最初の役員の任命書草案の作成。
詳細規則には、会社名、会社の目的の定義、登記住所、会計監査人の身元、
最初の役員の氏名が必要。
④会社の住所を決める。事務所契約をするか、自宅を使用する手続きを
進める。
⑤パリ商工会議所に行って、『必要書類のリスト』と『会社定款用紙』を購入。
⑥法人用銀行口座を開設。
⑦資本金を法人口座に受領し、定款、細則
および最初の役員の任命書に署名。
⑧会社設立書類および最初の法的代表者の氏名を
企業手続きセンターCFEに届け出する。
※補修正がある場合やり直し。ない場合、⑨へ進む。
⑨ 企業手続きセンターは、受け取った情報を
税務署、
国立統計経済研究所INSEE(APE/Siret番号など)、
社会保険庁 URSSAF
商事裁判書記局(会社登記データベース及びRCS登録)
に回付。
⑩商業・会社登記番号 (INSEE番号) を取得。
⑪ 商事裁判書記局から設立関係書類とK-bis抄本(会社登記簿)を取得。
※URSSAFから社会保障書類受領
⑫その他:
※外国従業員のための労働管理局および移民局への手続きは、
当該従業員の入社前に行うこと。
※場合によっては法定新聞に広報を出す義務がある。
●補足事項:.設立手続きの一般的公的費用
設立手続きの費用は、84Euro、これに法定公告新聞
での公告費用230Euroが加わります。
●関係情報:
パリ商工会議所(CCIP) http://www.ccip.fr/
・対仏投資庁 http://www.invest-in-france.org/japan/ja
・ASSISTANCE FORMALITE:会社設立サポートサービス(約60Euro)
・APCE 起業家情報サイト: http://www.apce.com/
・inforeg パリ商工会議所内サイト http://www.inforeg.ccip.fr/