【カルバンクライン(仏語書類)】


2014年2月22日。

カルバン・クライン(Calvin Klein)関係のフランス語翻訳の仕事があり、フランス語にて人事、労務関係の書類作成、及びパリ・アパレル業界のフランス語市場調査も行いました。パリの店舗事情や流通状況、ファッショントレンドのレポートです。
フランスはファッションの国なので、ビジネス翻訳といえどもアパレル関係の仕事も多いのが特徴ですし、フランス語での現地調査レポートは日本語では知りえない情報も手に入るので、日本のクライアントには需要が高いです。

さて、アメリカのファッションデザイナーであるカルバンクライン氏。ボディラインを強調し洗練されたこのブランドは世界的にも有名でフランスパリでも人気を博しています。

1942年アッパーブロンクス生まれのカルバンクラインはわずか5歳でデザイナーを目指し、スケッチと裁縫を独学で学んだといわれています。
若いときは7thアベニューのスーツ専門店で見習いとして働きながら、夜間と休日を利用し、地道に自分のデザインの勉強を続け、1968年に幼馴染で親友のバリー・シュワルツとカルバンクライン社を設立しました。
設立当初はコートの製造販売、レディースウェアのプレタポルテコレクションを手がけ、女性らしいラインを強調したシンプルなフォルムを提唱し、多くの女性を魅了していきます。

「全てはカッティングから始まる」というのは彼の名言でもあり、スポーツウェアや化粧品、香水、時計なども展開し、世界的なブランドに成長しました。下着やメガネ、アクセサリーも人気です。特に香水の「エタニティ」はアメリカでも前例のないほどの成功を収めました。またファッション業界ではその攻撃的なカルバンクライン広告戦略も有名で、新人モデルの挑発的なポーズやコピーで、ショックバリュー戦略を打ち出し、過激な形で記憶に残るPRも多かったと思います。インターネットでは物議をかもし、アメリカ民放局では放映禁止になったCMもあるほどですが、単に奇抜さを狙っただけではなく、時代の先端をとらえた大胆な主張だったとも思います。

ニューヨークのシティライフを感じさせるシンプルなカジュアルウェアは、多くの働く女性の支持を受け、
ファッションの中心をフランスのパリから、NYへと移行させた功績もありますね。

2013年には同社初の短編映画「Provocations」を発表。10分程度のキャンペーン映画ですがグローバルマルチメディア広告として雑誌や屋外広告とも連携して一大プロモーションを展開しました。
映画といえばロバートゼメキス監督の「バックトゥザフューチャー」でのカルバンクライン下着エピソードも懐かしいですね。マイケルJフォックス(役名マーティ)が過去13年前にタイムスリップするのですが、その時代にカルバンクライン社はないため、とある女性に下着のロゴを見られた際に、名前を「カルバンクライン」と勘違いされてしまうというエピソードがあります。

そんなエピソードやバックグラウンドを考えると、カルバンクライン製品を身に着けた時も一層楽しくなりますね。

AT-PLAN株式会社 代表取締役 台彰彦